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不動産の引き渡し日の流れとは?引き渡しまでに知っておきたいこと

不動産売却の豆知識
不動産売買は人生において大きな決断を伴うイベントです。
特に初めて経験する方にとっては、手続きや書類、そして引き渡しに関する様々な疑問が浮かぶのではないでしょうか。

今回の記事では、初めて不動産売買を経験する方のために、不動産引き渡しに必要な手続きと注意点を具体的に解説していきます。

□不動産引き渡し日の具体的な流れ



不動産売買契約締結後、いよいよ待ちに待った引き渡し日を迎えます。

この章では、残金決済から登記手続き、そして鍵の受け渡しに至るまで、具体的な流れを詳しく解説していきます。

1: 残金決済


売買契約締結後、買主は金融機関から住宅ローンの融資を受けます。

融資実行が完了すると、買主から売主に売却代金が支払われます。
売主にも住宅ローンが残っている場合は、この売却代金で住宅ローンの残金を返済します。

2: 登記手続き


残金決済と同時に、不動産の所有権を売主から買主に移転する登記手続きを行います。

この手続きは司法書士に依頼するのが一般的です。
また、売主が住宅ローンを組んでいた場合は、抵当権の抹消登記も同時に行う必要があります。

抵当権抹消登記は、金融機関から必要書類を取得し、司法書士に依頼して手続きを進めます。

3: 税金の精算


不動産の売却には、固定資産税や都市計画税などの税金が関係してきます。

売却時期が年度途中である場合は、買主と売主で税金の負担割合を決め、精算を行います。

4: 書類・鍵の受け渡し


引き渡し時には、売主から買主に様々な書類が渡されます。

これには、建築関係書類、測量図、設備や備品の明細、保証書、マンションの場合は管理規約などが含まれます。

売却代金や精算金の領収書も発行しておきましょう。
最後に、物件の鍵が買主に渡され、引き渡しが完了となります。
引き渡し完了の証明として「引渡確認書」が発行されるケースもあります。



□引き渡し前に確認すべき重要ポイント



引き渡しは、不動産売買における最終段階であり、スムーズに進めるためには事前に確認すべき重要なポイントがいくつかあります。

この章では、契約解除時の対応、登記手続き、瑕疵担保責任など、トラブルを防ぐための重要なポイントについて解説していきます。

1: 契約解除時の対応


売買契約締結後、買主のローン審査が通らず契約が白紙になるケースも考えられます。

このような場合に備え、契約解除時の対応について事前に売主と買主で話し合い、違約金などのペナルティを明確にしておくことが重要です。

2: 登記手続き


不動産の所有権移転登記は、引き渡しと同時に完了させることが理想です。

登記手続きは法務局で行いますが、法務局は平日しか開いていないため、引き渡しは平日に行うのが一般的です。

3: 抵当権抹消登記


売主が住宅ローンを組んでいた場合は、完済後も抵当権が設定されたままになっていることがあります。

抵当権を抹消するには、司法書士に依頼し、登記手続きを行う必要があります。
抵当権抹消登記は、金融機関から必要書類を取得し、司法書士に依頼して手続きを進めます。

4: 瑕疵担保責任


売主は、引き渡し後一定期間、物件に隠れた欠陥があった場合、買主に補修や損害賠償の責任を負います。

この期間や責任範囲は売買契約で定められているので、事前に確認しておくことが大切です。


□まとめ



不動産引き渡しは、売買契約の最終段階であり、様々な手続きと注意点を理解しておく必要があります。

この記事では、残金決済、登記手続き、税金の精算、書類・鍵の受け渡しといった具体的な流れを解説しました。

また、契約解除時の対応、登記手続き、瑕疵担保責任など、トラブルを防ぐための重要ポイントについても詳しく説明しました。

これらの情報を参考に、スムーズで安心できる不動産引き渡しを実現しましょう。

当社は不動産ブランディングによって不動産を高額売却しています。

不動産売却を検討中の方はぜひ一度当社にご相談ください。

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