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不動産の売買契約に必要なものとトラブルを防ぐためのチェックポイント

不動産売却の豆知識
不動産売買契約は、人生において大きな決断を伴うものです。
スムーズに契約を進め、トラブルを防ぐためには、事前に必要な書類を準備し、契約内容をしっかり確認することが重要です。
この記事では、不動産売買契約に必要な書類や手続き、契約時に注意すべきポイントをわかりやすく解説することで、安心して契約を進められるようにサポートします。

□不動産売買契約に必要な書類


不動産売買契約をスムーズに進めるためには、必要な書類を事前に準備しておくことが重要です。
この記事では、売買契約に必要な書類の種類や内容、用意しておくと良い書類について解説します。

1: 売主が用意する書類


売主は、物件の所有権を証明する書類や、物件に関する情報を提供する書類を用意する必要があります。

・ 登記済証(権利証)または登記識別情報
登記済証(権利証)や登記識別情報は、不動産の所有権を証明する重要な書類です。
売主は、この書類を提出することで、物件の所有者であることを証明できます。

・ 土地・建物に関する図面
土地の面積や建物の構造、配置などを示す図面です。
売主は、これらの図面を提出することで、物件の詳細な情報を提供することができます。

・ 測量図
土地の境界線や面積を示す図面です。
売主は、測量図を提出することで、物件の土地に関する正確な情報を提供することができます。

・ 物件の履歴に関する書類
物件の過去に関する情報、例えば、過去の所有者や賃借人、物件の修繕履歴などを示す書類です。
売主は、これらの書類を提出することで、物件の過去に関する情報を提供することができます。

・ 建築確認済証
建築基準法に基づいて建築物が確認されたことを証明する書類です。
売主は、建築確認済証を提出することで、建築物が建築基準法に適合していることを証明することができます。

・ 検査済証
建築物が建築基準法に基づいて検査を受け、合格したことを証明する書類です。
売主は、検査済証を提出することで、建築物が建築基準法に適合していることを証明することができます。

・ 所有権移転登記申請書
所有権を移転するために必要な書類です。
売主は、この書類に必要事項を記入し、法務局に提出することで、所有権を移転することができます。

2: 買主が用意する書類


買主は、売買契約を成立させるために必要な書類を用意する必要があります。

・ 印鑑証明書
買主の本人確認書類です。
買主は、印鑑証明書を提出することで、売買契約書に署名捺印できることを証明することができます。

・ 住民票
買主の住所確認書類です。
買主は、住民票を提出することで、売買契約書に署名捺印できることを証明することができます。

・ 金融機関の融資承認書
住宅ローンを借りる場合は、金融機関から融資承認を得る必要があります。
買主は、融資承認書を提出することで、売買代金を支払う能力があることを証明することができます。

3: その他の書類


売買契約を成立させるために、売主と買主が共同で用意する書類もあります。

・ 売買契約書
売主と買主が合意した売買の内容を記載した書類です。
売主と買主は、売買契約書に署名捺印することで、売買契約を成立させることができます。

・ 手付金領収証
買主が売主に手付金を支払ったことを証明する書類です。
売主は、手付金領収証を発行することで、買主から手付金を受け取ったことを証明することができます。

・ 引き渡し書類
物件の所有権が買主に移転することを証明する書類です。
売主は、引き渡し書類を発行することで、物件の所有権を買い主に移転することを証明することができます。


□不動産売買契約で確認すべきポイント


不動産売買契約は、多額の資金が動くため、慎重に進める必要があります。
トラブルを防ぐためには、契約書の内容をしっかり確認し、疑問点を解消しておくことが大切です。

1: 売買代金


売買代金は、物件の価格、手付金、残代金、支払時期などを含みます。

・ 物件の価格
売主と買主は、物件の価格について合意する必要があります。
物件の価格が適正であるかどうかを判断するために、周辺の物件価格や市場動向を調査しておくことが大切です。

・ 手付金
買主が売主に支払う保証金です。
手付金の額は、売買代金の10%程度が一般的ですが、契約書で異なる取り決めがされている場合もあります。

・ 残代金
手付金を差し引いた残りの売買代金です。
残代金の支払時期は、契約書で定められています。

2: 解約条件


契約が成立した後、解約を希望する場合の条件です。

・ 解約手付
買主が契約を解除する場合、手付金を放棄しなければならないという条件です。
一方、売主が契約を解除する場合、手付金の2倍の金額を買い主に支払う必要があります。

・ 契約不適合責任
物件が契約書に記載された内容と異なる場合、買主は契約を解除することができます。

・ 危険負担
物件が契約成立後、災害などで損害を受けた場合、責任を負うのは誰なのかを定めた条件です。

3: 土地面積


土地の面積は、登記簿上の面積と実測面積が異なる場合があります。

・ 登記簿面積
法務局に登録されている土地の面積です。

・ 実測面積
実際に測量した土地の面積です。

・ 面積調整
登記簿面積と実測面積が異なる場合、面積調整を行います。
面積調整の方法や基準は、契約書で定められています。

4: 引き渡し時期


物件の所有権が買い主に移転する時期です。
引き渡し時期は、契約書で定められています。

5: 瑕疵担保責任


物件に欠陥がある場合、売主は責任を負う必要があります。
瑕疵担保責任の期間や内容については、契約書で定められています。


□まとめ


この記事では、不動産売買契約に必要な書類や手続き、契約時に注意すべきポイントを解説しました。

売買契約は、人生において大きな決断を伴うものです。
スムーズに契約を進め、トラブルを防ぐためには、事前に必要な書類を準備し、契約内容をしっかり確認することが重要です。
この記事を参考にして、安心して契約を進めてください。

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