売却できるのか、どのように手続きを進めれば良いのか、離婚時に住宅ローンが残っている場合の対処法など、疑問は尽きませんよね。
今回は、ローン返済中の家の売却について、売却できる条件や注意点、離婚時の対処法などを具体的に解説することで、みなさんの不安や疑問を解消し、安心して売却を進められるようにサポートします。
□ローン返済中の家を売るには？
住宅ローン返済中の家を売るには、ローンを完済し抵当権を抹消する必要があります。
抵当権とは、金融機関が住宅ローンを貸し付ける際に、返済が行われなかった場合に備えて不動産を担保に設定する権利のことです。
つまり、ローンを完済せずに家を売却しようとしても、抵当権が設定されたままなので、買い手は安心して購入できません。
そのため、売却前に必ずローンを完済し、抵当権を抹消する手続きを行う必要があります。
1: ローン完済が難しい場合
ローン完済が難しい場合は、売却方法や注意点が異なります。
例えば、売却予定価格がローンの残債よりも少ない「オーバーローン」の場合、売却代金でローンを完済することができません。
この場合、売主は売却代金からローンの残債を支払った後に残りの金額を受け取ることになります。
2: 売却代金がローンの残債よりも多い「アンダーローン」の場合
売却代金がローンの残債よりも多い「アンダーローン」の場合、売却代金でローンを完済し、残りの金額を受け取ることができます。
しかし、売却代金がローンの残債を上回る場合でも、売主は税金や諸費用を支払う必要があり、実際に手元に残る金額は少なくなる可能性があります。
□売却できるケースとできないケース
ローン返済中の家を売却できるかどうかは、ローンの残債と売却予定価格の比較によって判断されます。
1: アンダーローン
アンダーローンとは、売却予定価格がローンの残債よりも多い状態のことです。
アンダーローンであれば、売却代金でローンを完済し、残りの金額を受け取ることができます。
2: オーバーローン
オーバーローンとは、売却予定価格がローンの残債よりも少ない状態のことです。
オーバーローンでは、売却代金でローンを完済することができません。
この場合、売主は売却代金からローンの残債を支払った後に残りの金額を受け取ることになります。
3: 離婚時の対処法
離婚時に住宅ローンが残っている場合、どちらがローンを引き継ぐか、または家を売却してローンの残債を精算するかなど、夫婦で話し合い、合意する必要があります。
離婚協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てることも可能です。
□まとめ
住宅ローン返済中の家を売却するには、ローンを完済し抵当権を抹消する必要があります。
ローン完済が難しい場合は、オーバーローンやアンダーローンの状態に応じて、売却方法や注意点が異なります。
離婚時に住宅ローンが残っている場合は、夫婦で話し合い、合意する必要があります。
売却を検討する際は、不動産会社に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
当社は、納得し、安心し、信頼をした上でお任せいただくことを第一に考えています。
ぜひお気軽にご相談ください。
