しかし、住宅ローンが売却価格を上回る「オーバーローン」の場合、残債の返済はどうすればいいのか、不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、任意売却でオーバーローンが発生した場合、残債を返済していくための方法や注意点について解説していきます。
希望を捨てずに、前向きに解決策を探せるようにサポートします。
□任意売却とオーバーローン
任意売却とは、競売にかけられる前に、債権者(金融機関)と話し合って不動産を売却する方法です。
売却代金で住宅ローンの残債を完済できる場合、金融機関は任意売却に同意しやすいでしょう。
*オーバーローンとは
しかし、売却代金が住宅ローンの残債を下回る場合、オーバーローンが発生します。
オーバーローンでは、売却代金だけでは住宅ローンを完済できず、残債が残ってしまうのです。
*オーバーローンで任意売却する場合の注意点
オーバーローンで任意売却する場合、残債の返済方法や今後の生活設計を慎重に検討する必要があります。
売却後、生活費や住宅費を確保できるのか、返済計画は現実的かなど、しっかりと計画を立てましょう。
□オーバーローンで任意売却する際にチェックすべき5つのこと
オーバーローンで任意売却を検討する際には、以下の5つのポイントを確認することが重要です。
1:価格査定と住宅ローン残高の確認
まず、不動産会社に依頼して不動産の価格査定を行いましょう。
同時に、住宅ローンの残高証明書を金融機関から取得します。
査定価格が住宅ローンの残債を下回ることが予想される場合は、オーバーローンになる可能性が高いです。
2:残債の返済方法を検討する
オーバーローンが発生した場合、残債の返済方法を検討する必要があります。
返済方法は、金融機関との交渉によって決まります。
返済期間の延長、返済額の減額、または一部返済など、様々な選択肢があります。
3:任意売却に伴う費用を把握する
任意売却には、仲介手数料、不動産売却にかかる諸費用など、様々な費用が発生します。
これらの費用を事前に把握し、売却後の資金計画に組み込みましょう。
4:金融機関との交渉
オーバーローンでの任意売却は、金融機関との交渉が重要になります。
金融機関は、債権回収を優先するため、売却額が低い場合は、任意売却に難色を示す可能性があります。
交渉は、弁護士などの専門家にも相談するとよいでしょう。
5:生活設計を見直す
オーバーローンで任意売却した場合、売却後の生活費や住宅費を見直す必要があります。
賃貸住宅に移り住む、生活費を節約するなど、具体的な計画を立てましょう。
□まとめ
任意売却でオーバーローンが発生した場合、残債の返済は容易ではありません。
しかし、事前にしっかりと計画を立て、金融機関と交渉することで、希望を捨てずに解決策を見つられます。
専門家のサポートを有効活用し、安心して今後の生活設計を進められるようにしましょう。